広島県立美術館へ行ってきました。
ゴッホ展〜空白のパリを追う〜
1886年〜1888年、作家が大きく変貌を遂げたにもかかわらず、資料の少なさからあまり焦点を当てられていなかった時代の作品たちです。
家族に暗いと言われたのを気にして、次は明るい色を用いたエピソードがキャプションに記されていたりとか、
よく知られている激しいタッチのものとは違った塗り方の絵画も多く展示されていたり、とかしました。
炎の画家、というイメージとは違った、繊細な一面がかいま見られたような気がします。
無造作に積まれている本がモチーフのものと、
カッフェでけだるそうに腰掛ける女性の肖像
のポストカードを買いました。本のほうは、「積み上げられたフランス小説」というタイトルで、なるほど、デフォルメと軽妙なタッチで描かれた明るい表紙が「仏蘭西」を思わせる。
女性はお酒と煙草を同時にたしなんでいる様子。
「アンニュイ」という表現がぴったりでした。
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